東京都内には、様々な場所で七福神が祀られています。
文京区でいうと、護国寺からすぐ近くの小石川の「小石川七福神」が有名。
茗荷谷駅周辺から後楽園駅周辺にかけて、いたるところに七福神が点在し、それらを参拝する「七福神巡りウォーキング」を楽しむ人もいらっしゃいます。
護国寺でも、駅から歩いてすぐの「清土鬼子母神堂」から雑司が谷周辺に点在する「雑司が谷七福神の」を楽しむことが可能。
「清土鬼子母神堂」は雑司が谷七福神の中でも少し離れた場所にあるため、最後に訪れる人が多いようです。
今回は、雑司が谷七福神の内、唯一文京区に位置する「清土鬼子母神堂」をご紹介します。
清土鬼子母神堂の行きかた
清土鬼子母神堂は、護国寺の正面を通る不忍通りを目白台方面に歩いて約5分の場所にあります。
清戸坂を上り、美容室「ROUGE(ルージュ)」さんを過ぎた路地を右に曲がると、すぐに参道があり、本堂が少しずつ見えてきます。
入り口横には「鬼子母尊神出現所」と刻まれた石標があります。
雑司が谷の鬼子母神堂に祀られている鬼子母神尊像は、ここで出土したそうです。
清土鬼子母神堂境内
境内中央にある本堂。厳かな雰囲気に歴史を感じます。
まっすぐに見つめる龍の装飾が印象的、かなり凝った造りです。
木鼻の装飾もかなりのもの。
本堂の裏には、蔵のようなものがあります。ここも見ごたえがありますね。
清土鬼子母神堂吉祥天像。
境内には「星の井」という井戸があります。
画像では分かりづらいかもしれませんが、めずらしい三角型が特徴。全国でも三角の井戸はあまり多くありません。
ここから歩いて15分ほどの場所にある、鬼子母神(きしもじん)のご尊像は、室町時代に清土鬼子母神堂境内で掘り起こされ、この井戸の近くで清められたそうです。
あまり広い敷地ではありませんが、住宅街にひっそりと佇む清土鬼子母神堂は、穏やかな気持ちになれる場所。
護国寺への参拝と一緒に、または雑司が谷七福神巡りと合わせて護国寺参拝なんていかがでしょう。
清土鬼子母神堂は、文京区と豊島区の境に建っています。なので、豊島区と文京区の両方の住所案内が掛けられています。
清土鬼子母神堂概要
- 文京区目白台2-14-9
- 護国寺駅1番出口より徒歩8分
- 雑司が谷七福神巡りのウェブページ
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