6月9日(日)、江戸川橋駅「江戸川公園」の入り口で防災訓練が実施されました。町内会や小石川消防署指導のもの、大勢の人が参加し、消火器を使った訓練や煙体験、炊き出し訓練などを行いました。
防災訓練
地震が起こったときに大切なのは、普段から災害に備えて準備をしておくことです。この日、江戸川公園には、実際に地震が起きた時を想定し、いくつかの訓練が行われました。
初期消火訓練
神田川に向かって消火器を放射する訓練です。放射前に「火事だぁー!」と叫んで、火事を周囲に知らせます。
煙ハウス体験
テントの中にドライスモーク(安全性の高い擬似煙)を充満させて、その中を参加者が通り抜ける訓練。煙は軽く空間内の上部に溜まるため、できるだけ見を低くして通り抜けなければいけません。テントの中は周りが見えないほど煙で覆われます。泣き出すお子様もいるほどの迫力です。
スタンドパイプの放水訓練
スタンドパイプは、道路上にある消火栓や排水栓に差し込み、ホースをつなぎ消火を行います消火器具です。この日はカラーコーンを的にして訓練を行いました。
起震車体験
首都直下型地震などの想定地震など、17種類の地震の揺れを体験する訓練です。この日の揺れは「震度7」。これは阪神淡路大震災や東北地方太平洋沖地震と同じです。激しい揺れは、見ている方も手に汗を握ります。
地震対策
江戸川公園では、地震に備えていくつかの防災設備が設置されています。見てみましょう。
簡易トイレの組立方法
非常時に便器、テントを設置して手洗所として使用できるマンホールです。
シェアサイクリング駐輪場の下にあるマンホールは災害用の簡易トイレになっていて、蓋を開けて組み立てると、「洋式の個室トレイ」になります。神田川から水を引き上げるので水洗式。下水道に繋がっているので後処理も完璧です。
災害用釜戸の使い方
一見普通に見えるベンチは、座面を取り外すとカマドになります。で、燃料はどこにあるのかというと、すぐ横にある「板を並べたようなオブジェ?」。これを薪にして火を炊けます。最近、なんか最近、公園でよく見かけるなーって思ってたけど、ただかっこいいだけではなく、実用も兼ねているのです。
炊き出し訓練
炊き出しのカレーが用意。訓練に参加した方で美味しくいただきました。さらに、非常食も配布し、防災を促します。
防災訓練まとめ
最初に書きましたが、重要なことなので何度でも書きます。地震や火災などが起こったときに大事なのは、普段から災害に備えて準備をしておくことです。いざというときの初動(最初にすぐ動けるか)がまったく違うからです。最近のニュースを見ていると「災害なんて起こるはずがない」なんてことは絶対に言えないでしょう。これを機会に訓練に参加、または家庭内の防災設備を見直してみてください。
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