東京都内のど真ん中を流れる「神田川」。歌の題名になっている有名な川です。
文京区には「肥後細川庭園」から入り、新宿区・千代田区との区境を流れ、御茶ノ水へと続きます。
江戸川公園は、神田川を添うように整備された公園で、周辺住民の憩いの場として親しまれています。春は桜の名所として有名で、花見を楽しみに、多くの方が訪れます。
ところで、神田川ってどこから流れているかご存じでしょうか?
「どこか山梨当たりの山のほう?」
厳密にいうと、そのあたりの池か沼から流れているのかもしれませんが、源流とされているのは、吉祥寺の井の頭公園。ボートで有名なデートスポットですね。この井の頭公園の敷地内に、神田川の源流があります。
行ってみました。
井の頭公園
井の頭公園の最寄りは、JR総武線・東西線の「吉祥寺駅」。護国寺からですと、飯田橋駅まで行って東西線に乗っていきます。吉祥寺駅南口を出て徒歩でだいたい10分くらいで井の頭公園の入り口が見えてきます。
>>井之頭恩賜公園
井の頭公園は常に人でにぎわう公園。休日にはハンドメイドのショップが出ていますので、のんびり散策してみてもいいかも。ボートで有名な「井の頭池」を下流に向かって歩くと……。
神田川の源流「井の頭池」
井の頭池と「瓢箪橋」を介して繋がった「ひょうたん池」にやってきます。ここから神田川の源流、水門橋と呼ばれる場所です。
「ここが神田川の源流です」の看板が立っています。ここから流路延長24.6キロの神田川は始まります。
神田川の始まり
起点は川の始まりっぽく、ゴロゴロした岩が転がっています。川幅もだいたい2メートルくらいと狭いもの。これが東京都内で最大級の川となるのが信じられないくらいです。
しっかりと「神田川」と書かれた石碑があります。間違いなく神田川ですね。
神田川という名前
神田川と名前が付いたのはいつごろでしょうか?神田川の名前が付いたのは昭和40年の河川法の改正から。実は、それほど昔ではないのです(若い人からすると昔かな)。
それまでは、井の頭池から江戸川公園の大洗堰までを「神田上水」。江戸川公園から飯田橋までを「江戸川」。飯田橋から神田川が合流する墨田川までを「外堀」と称していました。つまり、護国寺周辺住民が見ている神田川は、もともと「江戸川」と呼ばれていた場所のようです。
東京都内を流れる神田川の源流が、意外と身近な場所にあることに驚きました。公園散策もかねて、見学してみてはいかがでしょう。
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