音羽通りから目白台の坂の上にある「目白台図書館」。
たぶん、護国寺周辺に住んでいる人にとって、もっとも近い場所にある図書館ではないでしょうか。
実は先日、久しぶりに目白台図書館に行ったところ、入り口付近に見慣れない機械のようなものがありました。
これ、「図書消毒機」らしいです。
なんでも、図書館で借りた本を機械の中に入れてスイッチを押すと、紫外線を照射して殺菌消毒してくれるそうなんです。それと同時に本に風を送って、ページの間に挟まったホコリや髪の毛なども取ってくれる優れもの。
2冊まで同時にクリーニングが可能で、かかる時間はわずか30秒とのこと。もちろん無料で使用できます。
新しいもの好きの私、とりあえず今借りたばかりの本を機械の中に入れて試していみました。
実際にクリーニングしてみた
クリーニング中はこんな感じです。
ボタン一つでスイッチがついて紫外線（のようなもの）が照射されます。その間、機械の中では、どこからからか風が吹いてきて、ページのパラパラとめくって、どのページにも満遍なく紫外線があたっているようです。
たぶん、そのときにページに挟まったホコリや髪の毛も落ちているんだと思います。
機械にはタイマーが付いていて、30秒ちょうどでクリーニングが完了です。
クリーニングした後の本を軽く臭ってみましたが、もともとそんなに匂いなどはなかったのでよく分かりませんでした。
そもそも目白台の図書館は、スタッフさんの管理が素晴らしいので、そんな匂いのある本自体、見たことありません。でもまぁ、キレイになっているといえばなっているのでしょう。
上に書いた通り、この機械は2冊まで同時にクリーニングが可能なので、2冊なら30秒、4冊なら1分、10冊なら2分30秒でクリーニングができます（実際には、入れ替える時間もかかります）。
特に急いでなければやってみてもいいかな。
動画もあります。
書籍消毒機とは？
さて、この図書消毒機ですが、どうやら全国で導入している図書館が増えているようです。
「株式会社図書館流通センター」という、全国の図書館を管理する会社が導入を取り扱っているようで、すでに170館以上の図書館で導入されているそうです。2019年8月のデータなので、たぶん今はもっと増えていると思います。
余談ですが、この図書館流通センターの本社は「茗荷谷駅」の駅前にあります。
書籍消毒機にできること
引用：図書流通センター
ページ間の清掃：本の下から風をあて、ページ間に挟まったホコリ、髪の毛、フケなどを除去します。
殺菌消毒：本を開いた状態で紫外線を照射し、ページのなかまで殺菌します。
消臭・抗菌：消臭抗菌剤を循環させ、煙草臭、ペットのにおいなどをとります。
試してみてください
ブワッと風が出て、青白く光る様子は見てても楽しいので、お子さんにも受けそうです。
インフルエンザや新型コロナウイルスなどが蔓延している今の状況、衛生対策はとっておいたほうが良いですよね。
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