文京区のみならず、東京、及び日本を代表するホテルとして知られるのが「ホテル椿山荘 東京」。
四季を感じて、心を解き放つ-
当ホテルはさながら森のような庭を持っています。四季を通して花が咲き、滝の音や、小鳥のさえずりが聴こえる。いくつもの史蹟が点在し、湧水が流れ、蛍が舞い、思いがけない野生の生きものにも遭遇する。旅人の緊張をたちまち解き放ち、ほほえみの時間に変えてくれる庭。
つまり、日本でも有数のホテルで、それが徒歩10分ほどの場所にある以上、地元住民としては、宿泊せずにいられないホテルなのです。
リンク:GoToトラベルキャンペーンで「ホテル椿山荘東京」に泊まってきました!
かなりの超一流ホテルだけに、宿泊料金はそれなりですが、実はこのホテル椿山荘 東京!庭園を散歩するだけならば無料で体験できるのです。
無料ならば歩き倒さなければ勿体無い…、
ということで今回は、ホテル椿山荘 東京自慢の庭園を、隅々まで歩き回ってきましたので、見どころを存分にご紹介していきたいと思います。
目次
ホテル椿山荘東京とは?
ホテル椿山荘東京は、東京文京区の目白台に位置する世界的に有名な宿泊施設で、毎日のように世界各国からゲストがやってくることで有名です。
特に目を引くのがその広大な敷地。
84,867平方メートルの面積は、同じく文京区にある東京ドームの約2倍!
ホテルに各種レストラン、そして散策するだけでも楽しめる庭園を擁しているのです。
ホテル椿山荘東京庭園の見どころ
先ほど申し上げたように、ホテル椿山荘は世界各国からゲストが宿泊する施設だけに、見どころがいっぱいです。
ホテルの脇から庭園に出られるので、探索に行きましょう。
幽翆池から小路を入ると、数対の石像が見えてきます。
これらの石像は「羅漢石」と言いまして、京都伏見の石嶺寺にあったものを大正14年頃に移されたとしています。
羅漢とは、阿羅漢の略称で、煩悩を全て断滅して最高の境地に達した人のことを指すそうです。
蛍の夕べでバイキング「ほたる沢」
順路を歩くと、「ほたる沢」が見えてきます。
ほたる沢は、もと『竹裏渓』と呼ばれた流れのあった場所で、その流れは現在も清流を保っています。
モミジや高木樹に被われた樹林地になっていて、夏には蛍を観察することもできます。
椿山荘の碑
ほたる沢の近くに、背中に石碑を乗せた、亀のような石像があります。
これは「椿山荘の碑」といい、1877年に山縣有朋公爵が「つばきやま」と呼ばれていたこの地を入手し、「椿山荘」と命名した際の感慨を刻んだ石碑です。
筆塚
「椿山荘の碑」の横には、「筆塚」があります。
庭園の中央に位置する「幽翆池」
庭園敷地内の真ん中には、独特のひょうたん型をした幽翆池(ゆうすいち)」があります。
この池は、椿山荘の庭園ができた当初からこの場所にあるそうです。
椿山荘庭園の西側にある野間亭の湧き水を水源としており、池の隅には「五丈滝(ごじょうたき)」から絶えず水が注ぎ込んでいます。
「五丈滝」は撮影スポットになっており、常に誰かが記念写真を撮影していますよ。
表側からは分かりにくいですが、建物の中を通ると滝の裏側に回りこむことができます。
滝越しに眺める庭園も趣がありますよ。
幽翆池にかかる橋の上からは、ホテル椿山荘を見渡せます。
ホテルでの宿泊は少し値が張りますが、そのぶんサービスは最高です。
いつか泊まってみたいですね。
椿山荘の庭園の代表格「圓通閣」
広い庭園の中でも、ひときわ目を引くのが小高い丘の上に建てられた、三重塔「圓通閣(えんつうかく)」です。
この建物は、もともと広島県賀茂郡のの山上伽藍竹林寺にあったものを1925年に藤田平太郎男爵が移築しました。
庭園のどこからでもその姿を眺めることができます。
丘の上にあるため、建物に近づくのは少し大変かもしれませんが、ぜひとも至近距離から見てほしいです。
三重の塔へ行くには、階段を上らなければいけません。
ここでは、「五丈滝」の脇にある階段をのぼることにします。
階段沿いには、たくさんのベンチがあるので休みながら上ってみてください。
しばらく階段を登ると、三重塔が見えてきます。
この建物は、貴重な国民的財産として「登録有形文化財」に指定されています。
毎日午前7時から午後5時までは、御開帳されています。
白玉稲荷神社
三重の塔を過ぎて、坂道を下ると「白玉稲荷神社」が見えてきます。
1924年に京都下加茂神社にあった社殿を譲り受け、1925年に、京都伏見稲荷から白玉稲荷を勧誘して、椿山荘の守護神としました。
今の新社殿が建立されたのは、1989年のことです。
御神木
さらに坂を下ると、各地から取り寄せた「椿」が植えられています。
そして、巨大な「御神木」が見えてきます。
御神木は、椿山荘で最古の樹木で、樹齢500年、高さ20メートル、根元周囲が4.5メートルの大きさです。
長松亭
階段を下りきると、懐かしい雰囲気を持つ建物が見えてきます。
こちらは「長松亭」で、1954年に建てられた茶室です。
長松亭の近所には、これまた懐かしい水車が備えられています。
このあたりは、休憩用のベンチも多いので、ゆっくり休みながら見学するのがおすすめです。
十三重の石塔
さらに進むと、橋の向こうに「十三重の石塔」が見えてきます。
この塔は、戦国時代の武将で茶人でもあった、織田有楽(織田信長の弟)ゆかりの層塔と伝えられています。
橋の横には「古香井」と呼ばれる、90センチの正方形の井戸があります。
ここからは、秩父山系の地下水が湧き出しています。
この近くには、「丸型大水鉢」もあります。
椿山荘七福神(+一福神)めぐり
椿山荘の庭園には、各所に七福神(+一副神)の像が祀られています。
庭園の散策を楽しみながら、探してみてはいかがでしょう。
椿山荘のここがおすすめ
椿山荘は、文京の中でも代表的な名所でありながら、庭園の散策だけなら無料で楽しめる、めちゃくちゃお得な場所です。
春や秋には、庭園にたくさんの植物が顔を覗かせますので、ぜひ訪れてみてください。
けれど、せっかく訪れたのならば、レストランで美味しいものを食べて、できればホテルに宿泊してみてはいかがでしょう。
「でも、椿山荘に宿泊するのって、けっこうお金がかかるんじゃ…」
たしかに、数千円で宿泊というわけにはいきませんが、平日ですと、意外と安く泊まることができます。
特におすすめしたいのが、日曜からの宿泊です。
日曜の早い時間からチェックインして、ホテルでゆっくり寛いでみてください。
どこに行くのも便利な文京区に位置する椿山荘、たとえ次の日に仕事があったとしても、十分出勤に間に合いますよ。
世界に誇る、ホテル椿山荘から出社。
ラグジュアリーですよね。
椿山荘へのアクセス
椿山荘に行くには、主に次の3つの方法があります。
JR山手線「目白駅」から、都営バス「新宿西口行」or「ホテル椿山荘東京行」に乗り「ホテル椿山荘東京」下車目の前
東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」から、都営バス「練馬車庫行」に乗り「ホテル椿山荘東京」下車約目の前
JR山手線「池袋駅」からは、土・日・祝日のみですが、直行のシャトルバスが出ています。無料で乗車できます。
詳しい行き方は、下記のページをご覧ください。
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/access/
今回はJR山手線「池袋」駅からシャトルバスに乗ってみました!
池袋駅は、新宿駅からたったの4駅!
大きな駅なのでちょっとだけ迷うかもしれませんが、上の地図をよく見てバス停を探してみてください。
約20分で「ホテル椿山荘東京前」を降りると、目の前に入り口があるので迷うことはほとんどないでしょう。
シャトルバスに乗れば、後はノンストップで椿山荘まで連れて行ってくれます。
外の景色でも眺めて、ゆっくり待ちましょう。
椿山荘基本情報
- 東京都文京区関口2-10-8
- TEL03-3943-1111(代表)
- https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/
- 開園時間
- 午前9時~午後10時
- 休園日
- 無休
- 入園料
- 庭園の見学は無料(各施設は別途料金)
バスツアーも楽しいですよ
東京には、他にも楽しい観光名所がたくさんあります。
けれど、その全てを自分たちだけで回るのは意外と大変です。
時間を掛けてじっくり観光するのもおすすめですが、できるだけ効率よく周りたいのならば、バスツアーがおすすめ。
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