最近、自宅周辺を歩いていると、カーシェアリングの車を見る機会が増えました。
例えば、東京都の護国寺駅周辺でも…
歩いてすぐの場所に、続々とカーシェアリングができる車が設置されています。
他にも徒歩10分圏内に足を広げると、様々な場所で車をシェアリングが可能。
我が家の近くでも、ステーション(借りるところ)が新しくオープンしたということで、実際に借りてドライブしました。
そこで今回は、タイムズカーシェアリングの会員になり、使ってみた感想を書いてみます。
目次
タイムズカーシェアリングとは?
その前に「そもそもカーシェアリングって何?」という人のために、まずはカーシェアリングがどういうものかについて説明いたします。
カーシェアリングとは、簡単にいうとレンタカーの一種で、一台の車を複数人で共有するシステムです。
レンタカーと違うのは、15分という短い時間から車を借りることが可能で「ちょっと近くの店に買い物に…」というような用途で使うことができるのです。
また、車を借りたり返したりするごとに営業所に行く必要はなく、所定の駐車場で無人で借りて、無人で返すのが基本。
無人なので、24時間365日いつでも入出庫ができて、出先でも旅先でも自由に借りられるのがカーシェアリングなのです。
これがもう使い勝手が抜群によくて、休みの日の午後にいきなり車で出かけたりとか、眠れない夜に軽くドライブなんてこともできるのです。
思い立ったときに、三浦半島ぐらいまで高速飛ばして、夜空を観測なんてこともできますよ。
カーシェアリングのメリット
まずは、カーシェアリングのメリットを挙げてみます。
短い単位で借りられる
15分単位で借りられるので、雨が降ったときに家族を駅まで送り迎えしたり、大きな物を買いに行ったりといような、ちょっとしたことで車を使いたいときに便利です。
カーシェアリングの会員に入っておくと、移動手段の中に「車」という選択肢が選べるようになります。
ガソリンを満タンで返さなくても良い
自家用車はもちろんですが、レンタカーでもガソリン満タンで返すのが基本ですよね。
でも、カーシェアリングなら給油の必要はありません。
プランにもよりますが、乗った時間だけで料金が加算されるので、給油をせずに返しても良いのです。
ただし、あまりにガソリンが少ない状態で返すのはマナー違反。その場合は車内に備え付けのカードで給油をします(もちろん無料)。
20リットル以上の給油をした会員には、15分間無料のサービスが付いてきます。
出先でも借りやすい
カーシェアリングは、車が空いてさえすれば、全国どこででも利用可能。
旅先でちょっと車に乗りたいときや、出張先で車に乗りたいときに気軽に借りられます。
車の予約はスマホから簡単に申しこめるので、思い立ったときにドンドン利用していきましょう。
補償が含まれている
車を運転する上で気をつけておきたいのが事故を起こしたときの対応です。
タイムズカーシェアリングでは、基本料金に補償が含まれているので安心です。
カーシェアリングのデメリット
もちろん、良いことばかりではありません。
他の人が使っていると乗れない
当たり前ですが、誰かが使っているときは乗ることができません。
これは、誰かが予約していても同じこと。予約は早い者勝ちなので、どうしても使う用事があるときは、事前に予約申請をしておきましょう。
好きにカスタムができない
これも当然ですが、シェアリングなので好きなようにカスタムすることはできません。
ハンドルを変えたり、ホイールを変えたり、フロアマット変えたりするのは厳禁です。
荷物を置いたままにするのも不可能。
仮に置いたままにして、なくなっても誰も責任はとってくれません。
このあたりはレンタカーと同じです。
自家用車のように、好きなときに好きなだけ乗ることは出来ませんが、その分維持費がほとんどかかりません(月額費だけ)。
車は月に数回しか乗らないというのなら、カーシェアリングがおすすめだと思います。
実際の利用方法
ここからは、実際にカーシェアリングの利用方法について説明します。
私が利用したのは「タイムズ カー プラス」。
なぜ「タイムズ カー プラス」なのかというと、自宅付近にステーション(車を借りるところ)がいっぱいあったから。
他にも「三井のカレコ」や「ホンダのカーシェアリング」なんかもありますが、おそらく基本的な利用方法は同じだと思いますので、ご参考ください。
どうやって入会するの?
カーシェアリングを利用するには、まずはタイムズカープラスの会員に入らなくてはなりません。
入会は、パソコン、スマホ(携帯)のいずれかで下記のページにアクセスし、必要情報を入力するだけ。
すぐに車を使いたいなら「クイック入会」を選択し、店舗で会員カードを受け取れば、すぐにカーシェアリングが可能。
店舗に行くのが煩わしいのなら「インターネット入会」がおすすめ。会員カードを郵送で発行してもらえます。
他には、カーシェアリングの説明会に参加したり、無人入荷機で手続きしても構いません。
料金はいくらなの?
次は、カーシェアリングをする上で最も気になる料金体系です。
タイムズカープラスの料金体系は大きく、月額料金と使用料の2つに別れます。
月額料金
タイムズカーシェアリングでは次の通り月額料金がかかります。
- 個人プラン=1,030円
- 家族プラン=1,030円
- 学生プラン=無料
- 法人プラン=無料
個人・家族プランは、1,030円が毎月かかりますが、1,030円分の無料利用時間がついてきます。
つまり、毎月1,030円分以上利用するのであれば、実質月額料金はタダということになります。
利用料金
- ベーシックプラン=15分ごとに206円
- プレミアムプラン=15分ごとに412円
基本的な利用料金はこれだけ!
料金は時間で計算するので、走行距離は関係ありません。
逆にいうと、あまり走っていなくても利用料金は変わらいということです。
パック料金
さらに、6時間や12時間というように、あらかじめ決まった時間で車を使いたいという人には、お得なパック料金も用意されています。
- 6時間パック=4,020円
- 12時間パック=6,690円
- 24時間パック=8,230円
ただし、12時間・24時間パックからは距離に応じて料金が加算されます。
加算される料金は、1キロごとに16円。なので100キロ乗れば1,600円が基本料金に加算されます。
さらに深夜隊には特別なパック料金が適用されます。
- 18:00~24:00=2,060円
- 24:00~09:00=2,060円
- 18:00~09:00=2,060円
この3つのプランは全て1キロごとに16円が加算されます。
しかし、夕方に車を借りて明け方まで車を乗り倒しても、5,000円を越すことはあまりないでしょう。
正直、めちゃくちゃお得なプランだと思います。
>>詳しくはタイムズカープラスを参照
どうやって利用するの?
ここまで読んで、カーシェアリングの便利さは分かっていただけたかと思います。
それでは、実際に車の利用方法を見てみましょう。
まずは予約する
タイムズカーシェアリングでは利用する前に必ず予約する必要があります。
予約はパソコン・スマホ(携帯)の両方から利用可能。
今回は、スマホの画面を見ていきます。
最初に、自分が使いたい場所を入力すると、周辺で利用できるステーション(駐車場)が表示されます。
お好みのステーションをクリックしましょう。
次に、ステーションの詳細が表示されます。
ステーションによって車の種類、数は様々で、1台しかないところもあれば3台以上あるところもあります。
車種にこだわるのであれば、車種名で検索もできますよ。
利用したい時間を入力。
車が空いていたら、予約が可能です。
最後に「予約」をクリックして予約完了です。
どうでしょう?めちゃくちゃ簡単ですね。
車を利用する
次に、実際に車を利用してみましょう。
当たり前ですが、車を利用するには予約した車のステーション(車を借りるところ)に行かなければなりません。
車は予約した時間の10分前から利用可能。
余裕を持ってステーションに行きましょう。
すぐに車に乗っても構いませんが、念のために最初に車を確認しておくことを強くおすすめします。
もし、外傷があればこの段階で連絡しておく必要があるからです。
私は今まで経験したことがありませんが、大きな傷や凹みがあれば、後々トラブルになる可能性があります。
問題がなければ、最初にスタンド看板を横にズラし、出発準備を整えましょう。
これは車に乗る前にやっておくことを強くおすすめします。車に乗ってからだと、ついつい忘れてしまうんですよね。
次に、車のドアを解除します。
解除は車の後方か側面についているセンサーに会員カードでタッチします。
解除は車の後方か側面についているセンサーに会員カードでタッチします。
ドアが解除されれば、助手席のグローブボックスを開けてキーを貸出方向に回します。
これで準備はOKです。
後はエンジンをかけてドライブ開始です。
画像なんか適当なドライブの画像
安全に気をつけて、ドライブをお楽しみください。
あと、ステーションには、スタンド看板が設置されています。
利用するときはいったん避けて、車を発進させたら元の位置に戻しましょう。
これは、車を利用しているときに、他の車が間違って駐車しないようにするためです。
戻ってきたときに、他の車が駐車して返却できないなんて嫌ですよね。
車を返却する
それでは、ドライブを終えて車を返却するときはどうするのでしょうか?
これも見て行きましょう。
まずは、スタンド看板を横にズラして、駐車スペースを空けます。
駐車スペース内に車を停めたら、キーを返却方向に回します。
カーナビに利用詳細が表示されます。
車内に忘れ物がないか確認したら、車の外に出て再びセンサーに会員カードでタッチします。
これで、返却完了です。
登録したメールアドレスに、その日の利用内容が送信されます。
気をつけたいのは、返却時間は車を戻したときでも、キーを回したときでもなく、センサーにタッチしたときが適用されます。
うっかり、センサーのタッチを忘れると、いつまでも加算され続けることになるので注意してください。
カーシェアリングを使った感想
もう、めちゃくちゃカーシェアリングって便利です。
車って所有しているだけでお金がかかりますし、都心だと駐車場代だけで数万円というのも珍しくありません。
それでいて、乗るのは月に数回程度だとすると、よっぽどの高給取りでないと維持なんてできないですよね。
それがカーシェアリングですと、乗ったときに乗った分だけの料金で利用できるのですから、利用しない手はありません。
乗るときはまとまった時間乗るのならレンタカーでも良いですけれど、もっと手軽に乗りたいのなら、カーシェアリングが理想。
「あっ、今だけ車が必要!!」というときに、スマホで近くのステーションを探して即利用なんてこともできますよ。
この感覚は、日本全国に自分の車をキープしている感覚に近いです。
分かりやすく言うと、お腹が減ったら近くのレストランで食事して、食べたら帰るというイメージです。
余計に分かりにくいですかね…。
でも、日常の移動手段で、車という選択肢が増えるのってけっこう革命的ですよ。
ちょっとだけ乗ってすぐ返すって感覚。
いろいろな車を試したい人も
あと、いろんな車に手軽に乗れるので、これから車を買おうと考えている人にもおすすめです。
昨日はminiに乗ったから、今日はプリウス乗って、明日はBMWに乗ってというように、比較運転が可能。
そのときの利用人数に合わせて、車を選んでもOKですよ。
私は、今度BMWに乗ってみようかと思います。人生初のBMWがもうすぐやってきそうです。
給油・洗車をするとちょっとお得
カーシェアリングでは給油の必要はありませんが、車である以上、走るとガソリンは減っていきます。
ガソリンが少ないなと思ったら、積極的に給油をしてあげましょう。
給油は運転席上部にカードが入っていますので、このカードを使って行います。
20リットル以上給油すると、15分間利用が無料になります。
給油にかかる時間なんて5分ほどですよね。実質10分ほど利用できる時間が延びます。
洗車も同様で、一度洗車するごとに15分間無料になります。
もちろんカーナビ標準装備
とくに珍しいというわけではありませんが、全車カーナビ標準装備です。
嬉しいのは、車の乗る前にパソコン・スマホから目的地設定ができること。
車に乗ってから設定すると、微妙にタイムロスですもんね。
あと、スピーカーは「Bluetooth」に対応しています。
何台まで登録できるのかは知りませんが、よく使うのであれば登録しておいたほうが良いかも。
使えば使うほどお得
タイムズカープラスでは、利用すればするほど、お得になる「TCPプログラム」が用意してあります。
簡単にいうと、使えば使うほどポイントが貯まり、3週間前から予約ができたり、プレミアムクラスの車がベーシッククラスの料金で利用できたりします。
まぁ、これは無理に利用する必要もないでしょう。
利用した結果、ポイントが貯まっていたという認識でよいと思います。
お子様連れでも安心
これは地味に嬉しいのですが、タイムズカープラスではジュニアシートが全車標準装備されています。
車を持っていないのに、ジュニアシートを持っている人なんて少ないですもんね。
ただし、4歳未満の子供を乗せるときのチャイルドシートは装備されていませんので、自分で用意する必要があります。
携帯用のチャイルドシートはネットで買うと1,500円前後で買えますね。
これも、標準装備されたら喜ぶ人も多いのではないでしょうか。
全車禁煙
カーシェアリングは不特定多数の人が運転します。
なので、ゴミを散らかすのはもちろん、タバコだって厳禁です。
タバコを吸う人は分かりにくいのですが、タバコの匂いって車内の残るんですよね。
だから、タイムズカープラスでは全車禁煙を採用しています。
一本だけとか、携帯灰皿持っているから大丈夫とか言うのはナシです。
あまりマナーが悪いようですと、ペナルティを受けるようなので注意しましょう。
カーシェアリング、おすすめです
タイムズカープラスの会員に入って、自宅周辺のステーションをチェックしていますが、思ったよりもカーシェアリングって広まっているようですね。
徒歩15分圏内で見ても複数ありますし、新規オープンのステーションもどんどん増えています。
1つのステーションで複数の車を貸し出しているところもあるので、たぶん、我が家からだと10台以上の車が利用できそう。
あまり会員が増えると、使えないときに使えなくなるのでは…とも思いましたが、利用状況はデータを貯めているので、利用する人が多い場所は、今後も車の台数を増やしていくそうです。
都心に住んでると、車はタクシーに乗るときくらいという人も多いですが、カーシェアリングは広まることで、車を運転するという選択肢が増えました。
いつでも車に乗れるというのは、かなりの安心感。
車は、知り合いに借りるという選択肢もありますが、事故を起こしたときのことを考えると、どうしても二の足を踏んでしまうことってありませんか?
事故とはいかないまでも、ちょっと凹ましただけでもお互い機間づくなりますよね。
そんな心配をしながら車を借りるより、カーシェアリングのほうが気楽。
CDやDVDに漫画やファッションなど、私たちの生活にレンタルは思いのほか入り込んでいます。
車だって、シェアリングする時代です。
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