冬が過ぎて春が来ると次は夏がやってきます。
暖かい季節になると気になるのが布団のダニ対策。
一説によると、布団の中には約32万匹のダニが潜んでいると言われています。
その中でも「チリダニ」と呼ばれる小さなダニが80～90％を占めており、その死骸やフンがアレルギー性鼻炎や喘息の原因となります。小さなお子様がいらっしゃる場合はアトピーになったり風邪をひきやすくなったりするので注意が必要です。
このダニの退治法ですが、間違った対策をとったところでダニは決して駆除できません。それどころか逆にダニの繁殖の原因となることもあるので気をつけなければいけません。
そこで今回は、ダニを退治する方法をご紹介いたします。
まずは間違ったダニの対策です。
間違った家庭のダニ対策
布団の洗濯する
布団を丸洗いしてダニを取り除くという方法です。水洗いはダニの死骸やフンの除去にはなりますが肝心のダニに対してはあまり効果はありません。なぜならダニの足には鋭利な爪がついていて、布団にしがみついて剥がれないからです。
「水で溺れて死ぬのでは？」と思うかもしれませんがダニの生命力はとても強いです。水で浸しても1週間以上生き続けるのです。
布団を干す
ダニは紫外線を含む直射日光に弱いです。ただし70度以上の高熱に40分以上当て続けないと効果はありません。残念ながらどんなに暑い夏の日でも70度に達することはまずありません。
それにダニも大嫌いな熱を感じると、布団の裏側に逃げ込みます。残念ながら布団を干してもダニは除去できません。
掃除機で吸う
ダニは布団の奥底に潜みます。そのため掃除機で吸い取れるのは表面上に残されたダニの死骸やフンだけです。肝心のダニは布団の奥底でじっと耐えているのです。
ただし、掃除機で吸い取る前に部屋を暗くしておくとダニが表面に出てくるので多少は効果があるかも。
また、掃除機のヘッドを下記の布団用のヘッドに付け替えると吸い取りやすくなります。
真空圧縮する
布団を圧縮パックで真空状態にするとダニは死滅する。確かにダニも生物なので酸素がなくなると生きていけません。
ただしダニは真空状態で死滅するまで2週間以上かかります。中には宇宙に連れて行っても生きていたという実験結果も残されています。また、市販の布団圧縮パックでは完全な真空状態を保つのが難しいので、実践するのは難しい方法です。
機械で紫外線をあてる
最近では電機メーカーがダニ退治用に特化した機械を販売しています。これはダニが嫌がる紫外線を照射した上で吸い取る方法です。
ただしダニの繁殖力は想像以上に早く一週間に何度も行わないとあっと言う間にダニは戻ってきます。また使用する人によってダニが少なくなったとケースとならなかったケースがあるので、家庭ごとによく見極めて使わなければいけません。
効果的な家庭のダニ対策
アイロンの熱をあてる
上記でダニは70度以上の熱で死滅すると書きました。そしてご家庭で熱を照射する機械と言えばアイロンです。アイロンをゆっくりと布団の上で滑らすようにあててください。スチーム機能がついていればより効果が高まります。
1平方メートルあたり20秒くらい時間をかけるのがポイントです。もちろんアイロンにはダニを吸い取る機能はないので、その後に掃除機をかけるのをお忘れなく。
ただし、時間がかかるのが難点です。
ダニ対策専用の布団を使う
ダニを根本から絶つには布団にダニが寄り付かないようにすれば良いのです。ダニ対策用の布団は特殊な目の細かい繊維が使用されており、繊維の隙間からダニが入ってこないようになっています。折り目にも細かくまるで鉄壁の要塞のようにダニを寄せ付けません。
ダニが入れないのならば、布団にダニが住み着く心配もないですよね。
ただし、通常の布団に比べて値段が少し高くなっています。中には化学繊維が使用されているものも多く肌触りがよくないものが多いのも難点です。
精油で布団に寄り付かないようにする
ダニの嫌う成分を布団にかけるという除去法です。
殺虫剤のようなものではなく、精油を使うので人体にも全く影響がありません。
精油にはダニの嫌がる成分が入っていて、さらにダニの繁殖能力も低下させるので、ダニの増加も防ぎます。
布団に軽く拭きつけるだけで精油が染み渡り、約一ヶ月間効果が持続しますよ。
もちろん、布団だけでなくカーペットやソファや絨毯などにも仕様が可能。さらには、木々のほのかな香りが漂いリラックス効果も持っています。
今回紹介したダニ対策の中で、最も簡単で効果の高い方法だと思います。一度試してみてはいかがでしょうか。
ママのための自然派ダニスプレー
直接布団に関することではありませんが、ダニの駆除にはやっぱりリビングリームの掃除が必須です。
我々が、家の中で起きている間過ごすのはリビングが中心。何かを食べたりするのもリビングです。
とはいえ、毎日掃除機を出してきてリビングを掃除するのは意外と大変なのではないでしょうか。
そんなときに便利なのが「フロアモップ」です。
フロアモップは掃除機のように電気を必要としないので、軽くて使いやすいので、簡単にリビングの掃除ができます。
もちろんモップなので、運転音がしないので赤ちゃんが寝ていようが深夜だろうと好きな時間に掃除ができますよ。
うちでも使ってみましたが、かなりダニの駆除に効果がありました。
モップさえも面倒だという方には、こういうのもありますよ。
可愛いリラックマのイラストが描かれた可愛いロボット掃除機です。8000円前後で買えますよ。
まとめ
布団にいるダニの対策方法をご紹介しましたが、ダニは想像以上に身の回りにたくさん生息しています。
ダニの増殖しにくい環境を作りながら、こまめにお手入れをするようにしましょう
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